いよいよ!

2004年8月13日 音楽
明日は待ちに待った「ライジングサンロックフェスティバル」、略して「RSR」である。

去年の今頃、Pちゃんと悶えていたのである。
「RSR行きたかった。。。」と。
そういえば去年の今日もP亭に泊まっていたな。
なんせ毎年メンツがいい!!
そして蝦夷!!という事で場所もいい。
行ったヒトの書き込みを見ると「また絶対来年も!」というヒトばっか。
そして、アーティストも「また来たい!」と言う。
アーティストにそう言わしめるフェス。
イヤ、ドコのフェスでもそう言うのかもしれない。
でも、なぜかPちゃんとワタシは
去年からずーーっとこのフェスに多大なる魅力を感じていたのである。

蝦夷在住のE殿、K殿がその話でサイトに書き込んだ時に、
「うっかり行くかもしれません。っていうか行く(?)。」と書いたら、
「テントと寝袋はある、来い、鯉、恋〜!!」と言われて図々しくも
その言葉に甘え、安心し、行く決心をした。

最近はあまり先の予定を入れたくなかった。
なぜならば、Tオル氏のイベントは結構急にあるからだ。
正直、どんなにスケジュールがキツくても行きたいという気持ちがある。
しかし最近は色々な理由があり、ファンとしての接し方や
Tオル氏とのスタンスに悩んだりして、
ただ単に楽しめなくなって来ているのも事実。
理想や正論を言葉で言うのはカンタン、
でも実際は難しい事を目の当たりにして、
「自分はこんな風に接したくないなあ。
 自分はヒトから見たらこんな風に思われているのかなあ。」
とか色々考えたり。
そして凹んで帰ってくる事も多くなってきていた。
純粋に楽しめなくなってきている自分もイヤなのだが。。。
かわいいファンじゃないからなあ(苦笑)。

そしてTオル氏のファンであるならば、
友人の言葉を借りて言えば「引き出しの多いヒト」になりたいと思うのである。
なのに、休みがなかなか取れないという事で
「休む時はトTオル氏のイベント」みたいになっていたワタシは
最近「楽しみはT内Tしかない。」という風になってきている様で
それはとても偏っていて尋常でないのでは?と思っていた。

Tオル氏は引き出しが多いからTオル氏を好きであれば
Tオル氏を見ていればTオル氏がいいと言った音楽や、好きな本、
興味のあること、そういうモノに触れていれば、
引き出しは多くなれるだろう。
でもそれは模倣であり、自らのモノでない。
自らがTオル氏に「オマエ面白いヤツだな。」とか
「それは興味があるな。」とか言わしめるヒトになりたいのである。
一生かかってもムリかもしれないけどさ(苦笑)。

とっても大げさだがそんな事もあり、
やっぱり興味のある事はやったり見たりしておかなければいけないと
思ったのである。

そしてやっぱり休みとお金のない(_| ̄|○)ワタシ達は、
「弾丸ツアー」という一番キツく、一番安いツアーを選び、
チケットを購入した。
そのチケットの購入の仕方も間違ったりしていて、中々ワタシ達らしかったが、
なんとか思い立ってから3ヶ月の長い日々が過ぎ、
「明日!」という日となったのである。

新潟空港からのツアー募集人数が10名という事と、
結局ワタシの街からでは朝6:00台の飛行機に乗るためには新潟市に
1泊しなければいけないという事と、
Pちゃんが
「一緒に飛行機に乗って行くという行為も旅になるんだから
 前乗りして一緒に行こう、新幹線代金を半分だしてもいいから」という
ありがたい申し出(もちろん出してもらってないですよ)があった事で、
P亭に前乗りし、羽田から一緒に行く事にした。

さてさて、今日は疲れたのでこの辺で。
Lットルのサックスの音色はツヤっぽくて、ちょっと意地悪なオトコってカンジだ。
Lットルのサックスの音はすぐ分かる気がする。
ワタシは末っ子なNおが好きだなと思う。
AぶらにいるNおは安心してはっちゃけている様に見える。
見ていてホントに楽しそうだ。
「Red Onion」のサックスには唸った。

今回多くの人が「Yうちゃんがあまりにカッコよくて気付いたら
Yうちゃんしか見てなかった。」と言っていた。
確かにYうちゃんは渋くてカッコいい、Yうちゃんの渋いベースの音は痺れるのだ。
そして皆をほわーっと包み込む様なあの雰囲気。
OOPSのベースにノックアウト。

Kロベエはホントに職人と思う。ホントにドラムが好きなんだなあと感じさせる。
Kロベエのドラムは楽しい。ワクワクする。
そしてオトボケで皆にいぢられるマスコット的存在。
「FINAL LAP」の変調するドラムには踊らされまくった。

そしてTオル氏のギター、シタールは…もうなんて語彙が少ないのかと思うけど
カッコいい!!。この一言に尽きる。
スチャスチャも、ぐぁ〜んも、ギューーーンも(チープな表現だ。)、
ヂャラ〜ンもワタシはこの音が好きなのだなあと思う。
この音に参ってしまったのだなあと思う。
Tオル氏のギターの音は絶対に聴きわけられる気がするのだ。
皆をまとめ、結局はリーダーだ。
「I don’t know」と歌うときに小首を少し傾げるセクシーなAンバサダーにヤラれ、
「め組のひと」のギターにやっぱり即死なのだった。

この日のためにそれぞれにぴったり誂えたスーツ、
ばらばらなんだけど統一感がある。そんなカンジ。
そう、ばらばらなんだけど4人になるといいーカンジ。

そんなカンジなのだ。

ホントにこの人達の音に育てられてきたのだなあと思う。
いつも斬新で飽きさせなくて、貪欲で、エンターティナーなのだ。

ワタシのMAXは「ジェイルハウスラブ」と去年もヤラれた「太陽を追いかけろ」だった。

ジェイルハウスラブは懐かしんでいるのではない。
チェ時代の曲だからではない。
時を経て今Tオル氏が歌うそのジェルハウスラブにやられたのだ。
叫ぶAンバサダーの声に鳥肌が立つ。
今回の色々な問題、DVDの事やチケットの事、いい事悪い事含め
あの叫びの中に様々な思いが込められている様な…
陳腐な言葉だが「魂の叫び」に聴こえたのだ。
キレているTオル氏を久々に見た気がする。
鬼気迫る様な気がした。

太陽を追いかけろは去年の921、一番忘れられないのは
Aンバサダーのあの笑顔。あのなんとも言えない満足そうな、達成感でいっぱいの顔。
その顔をやっぱり今回もした。
あんな幸せそうな顔をずーーーーっとしていて欲しいとワタシは思う。
視力が2.0以上あって良かったと思うのはこういう時だ。
人と人の間からAンバサダーのその顔をはっきりと見れた。

そしてAンバサダーは言っていた。
「色々大変な中で生まれたこの曲。この曲に纏わる話しがいっぱいありますが
今回は話すのをやめておきます。2年後くらいに話します。」と。
その時Aンバサダーがちょっとグっときている様に見えたのだ。
たまらなくなった。
そんな色々な思いをしてきた大好きなバンドのライブを見れる事を
本当に幸せに思った。

最終便に間に合わないのでアンコールは泣く泣く諦めたが
それでも福岡まで行った甲斐があった。
Aブラをいっぱい注されて帰ってきた。
Pちゃんとライブ中は顔を見合わせたり、キャーと言ったりはしていたが
踊りまくりで互いに放置プレイなので、飛行機の中話すと同じところで刺激され、
泣きのポイントも、マックスなツボも一緒でギャーギャー言った。

初日でこれだ。後このツアーで何回、泣かされれば済むのだろう。
ホントに色々な感情が噴き出した。
さて次まで後10日。
昨日ステージを見て、全部行きたい!なんて思ってしまった。
今は長く感じるがきっと蝦夷まですぐに経ってしまうんだろう。
油に負けない様に頑張ると心に決めた福岡初日ライブであった。

つづく
やっと、やっとこの日が来たのである。
Aブラーズのツアー「自給自足」が始まった。
初日である。そして福岡なのである。

福岡、やっぱりこの地は特別な場所なのだ。
チェが大好きな人ならば、必ず憧れの地なのだ。
何年ぶりの福岡であろうか。

会場に入ると享氏の選曲っぽい音が流れていた。
Amarsi Un Po’やブーガルーがかかった時点でもうテンションが上がり
「ワタシのためにかけてくれてるーー。」などとバカ発言までした。
最近クラブに遊びに行っていない私はすでに小躍りをかいていた。

客電が少し落ちると、キャーと歓声があがったが、
聴こえてきたのは、ん?Eリクリちゃんの声!
「まーた、ヤラレタ!!負けたー!」と思った。
まさかまたEリクリちゃんのオープニングナレーションが
あるとは思ってもいなかった。
そしてまた、「カメラ、テープレコーダーなどの電子機器の持込は
禁止されています。なぜならばメンバーが怯えるからです。」と
いうところに涙が出る程笑い、「前に押しかけるのはやめて下さい。
吐血、嘔吐などに注意です。」だったと思うが、ここで「吐血に嘔吐って!」
そのセンスに脱帽だった。
最初からもう負けた感たっぷりになってしまった。

スモークがステージに充満している。
本格的に客電が落ち、メンバーが出てきたのだろう。
「キャー!」という歓声があがる。

去年の921のライブはめぐちゃん、まにあさんのおかげで
2列目という好位置で見れたのだが
あまりにステージが近すぎ、あの4人が音を出すという事で
余程緊張していただろう。
全く流れなど憶えていない。
実感がないまま終わってしまった。
ライブが終わった夜や後日、メンバーのすごくいい顔が浮かんできて
泣けてしょうがなかった。

今回は一番後ろで見たと言っても過言ではない。
人と人の隙間から見えるステージを見た。
なので921よりは少し冷静に見れた(様な気がする)。
とは言えAンバサダーを一番に見たい。
見える場所へ見える場所へ移動した。
1曲目は「シェイク」。去年の921でも確か1曲目だった様な気がする。

ワタシはこの時点で込み上げる思いがあった。
JCやラヂヲでTオル氏は「激務」と言っていた。
チケ問題や打ち合わせ、交渉、発注などそういう雑務という雑務を
Tオル氏はやっていた様だ。
「慣れた!」なんて言っていたが、
あまりのいっぱいいっぱいな書き込みに「ワタシがマネージャーに…」と
立候補しようと思った事もある程(←バカ)。
ギターを弾いている、Tオル氏が一番Tオル氏でいられるその姿を見て
「Tオル氏良かったね。」という思いでいっぱいだった。

慢性リーダー病で、手の抜けないTオル氏だからどんな事も一生懸命。
でもやっぱりTオル氏はギターを弾いている時がサイコウにカッコいいのである。
現に1回目のMCでTオル氏は「今日この日を迎えて俺がどれだけ嬉しいか…。」と
言っていた。泣けた。

めぐちゃんに聴いたり、Tオル氏も言っていたが
2階に恵美子ママや米子ママやルリ子ママ、
裕ちゃんはお父さんも来ていらしたそうで、MCがかなりぎくしゃくしていた。
確かにそうだ。
親に自分のファンから「ぢーーーっ」っと見られているトコロを見られるのだ。
そして仕事してる部分を見られるのだ。そんなになってしまっても仕方ない。

でもそんな中、裸足で太鼓の上手そうなSニー・トクンガはやっぱり
異様な存在感だった。おとぼけっぷりも存在。
病気が治って退院して待ち望んだライブ。
そういう意味では一番この日を楽しみにしていたのはKロベエなのではと思った。
元気にモンキーダンスをするKロベエに笑いながらも、ホントに良かったと思った。

新曲は、「トレイシー」と「不思議な時間」だったと思う。
ワタシは「不思議な時間」がすごく好きだ。
びよびよとしたテル君の醸しだす音と4人の出す音が宇宙へと誘ってくれる。
テル君を巡っての、AンバサダーとLットルちゃんとのやりとり。
人が面白そうな事をやっていると自分もやりたくて仕方ないAンバサダーの
特性が良く出ているコント(笑)だった。
Aルマジロちゃんが顔でテル君を操ったのに笑い、Sニーがココにいる事が
嬉しくて仕方ないといった風に最後に叫ぶ様(さま)に笑い、
4人が楽しそうにしている様にぎゅーーーっと胸を掴まれる思いがした。
タイトルが分からないがヴォイス・パーカッションの曲は
921でもやったがAンバサダーが手を下げる合図をしたらメンバーも
会場も止まらなければいけないというルール。
間違って手を叩いてしまった人に向かってAンバサダーは「ぷぷっ」と
バカにしたカンジで指差し笑い。
楽しい、楽しい。
ああいう事をやらせたら天下一品。
そしてあのボイスパーカッションはカッコ良くてホントにヤラれてしまうのだ。

つづく

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