ついにTっつぁんのドラムが聴ける!

水色のつなぎに、多分ホーキンスのベージュのブーツ。

最初は「抑制・静寂」というカンジで抑えた抑えたプレイ。
音に入っていこうとするTっつぁん。
K井さんのヴァイオリンの音、Nスノさんのベースの音を
時には目を閉じ、時にはフタリがプレイする姿をジッと見て
吸い込もうとしている様に見える。

Tっつぁんといえば激しいプレイ、爆発した音っていうイメージで
静かに叩くTっつぁんをこんなに長く見るのはもしかしたらはじめてかもしれない。
こういうプレイもするんだーと思ってしまったワタシは
まだまだTっつぁんを知らないんだなーと思う。

途中で、上半身つなぎを脱ぎ腰に袖を巻いた。
Tっつぁんのタトゥだらけの腕に魅入る。
二の腕に筋が入る。
青いライトに照らされて、Tっつぁんの腕はよけいに妖しさを増す。

セッションだから・・・・と思って進んでいくにつれ、
集中できていくのだろうと思っていたのだが、
なかなかワタシの中に音が入ってこない。

Tっつぁんのドラムの音が届かない。

ワタシが悪いのか、
失礼ながらTっつぁんのパワーが足りないのか、
(抑えた音でもパワーは感じる事ができると思うがそれが来ないのだ)
集中しようとして目を閉じる。
ドラムの音を拾おうとする。

この時思っていた事は
「もっと来い!もっと!もっと!」
イメージするTっつぁんの音を渇望した。
あの時我慢できずにステージ前まで走って、
達っつぁんの真ん前まで行ったあの時の、
心が揺さぶられる様な音を!
そう思っていた。

告知(この時に告知したイベントを
 「いつだっけ?」と把握していないTっつぁんはTっつぁんらしい。)
や1回目のメンバー紹介を終えてからのプレイは
いわゆるワタシのTっつぁんのイメージするプレイ。

激しく、早く、燃えるような音。
やっとTっつぁんの音が入ってきた。
やっと集中してTっつぁんの音を聴いて、そして見る事ができた。

タンバリンを首にかけてプレイするTっつぁん。
マラカスを振りながら、片手とバスドラでドラムを叩くTっつぁん。
そのうちマラカスでハイハットを叩き、
途中からスティクに持ち替えるTっつぁん。
力強い狂った様な早打ちに魅せられる。

「来た!来たよ!Tっつぁん!もっと、もっと!」と思っているうちに終わってしまった。

きっと疲れていたという事や、期待をしすぎていたワタシが悪いのだろう。
セッションはミズモノだし、その時その時で全く流れも違う。
だからワタシの好きなカンジの曲や流れでなかったのかとも思う。
このメンバーでのセッションを見たのが初めてだし、
比べるものがないので、また見に行ってみないと分からないのだけど。
でも、Tっつぁんはなんだか、パワーがない様な迷いがある様な
苦しそうな、切なそうな気がしてしまった。

ワタシにとっては少し不完全燃焼なセッションだった。
Tっつぁんはどうだったんだろ。
何思って叩いてたんだろ。。。。
もちろん、Tっつぁんのプレイを見れたのはホントに嬉しかったのだが。

休憩を挟み、Nッツメン。
いやー、下調べはHPで試聴しただけ。
メンバーの写真もないのでどんな年齢層で、
何人でやってるかなんて事も知らなかったのだが、若い!!

そして、やっている事はインプロっぽい曲。
つまりロザみたいなスタイルなのだ。
こういうスタイルのバンドが公にお目見えしている日本の音楽シーンは
これからもっと多様化して楽しくなっていくと思った。

そして、演奏も、若い!
Tっつぁん達の演奏がどれだけ熟しているか、上手いか完成されているか分かった。

もっとライブをやっていくうちに
もっと上手くなってはくると思うけど、まだまだだなあ。
なんて、音楽もやっていないワタシが偉そうに語る事ではないけれど。
ギターのコのパフォーマンスは・・・苦笑。
アレは若さ故だろうが、ワタシは好きではない。
楽器は大切に。。。
新曲はなかなかいい曲。
これからに期待のバンドだ。
多分、自らは聞かないと思うが、またこういう抱き合わせがあれば
どれくらいに成長しているか見てみたいとかまたまた偉そうにも思ってしまった。

20歳のオンナのコとの出会い、Tっつぁん狂のFさんとの出会い、
Tっつぁんのセッション、初Nッツメンと非常に充実したライブであった。

そしてこの後は呑み→イベントと、
まだまだこの日の日記は続くのだ・・・(笑)

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索