そうか・・・

だからだ・・・

K手にしやがれライブ「t○ur2005〜オール・ブルーズ〜in恵比寿LIQUID R○OM」
スキだスキだとは言いながら、機会を逃してワンマンは今回が初めてだった。
イベントで見て、フェスで見て、ちょっとしか見てないのに、
惹かれてしょうがないのはなぜなんだ？と。
もちろん楽曲はカッコいい。
M藤さんの声もソレはソレはイイ。
その2つに惹かれているんだろうと思っていた。

でもそれだけぢゃない何かがなんか引っかかっていた。

腑に落ちたのだ。
あの音は、「鼓動」だと。

全然ピッチなんて違うんだけど。
あんな鼓動なんてないんだけど。

緊張したり、トキメいたり、怒った時や悲しい時や色々な感情の
自分の心臓の音を客観的に聴いてる様な。
自分をつきつけられる氣がするのだ。
その音に煽られるカンジ。

鼓動が段々早くなって、
ドラムの音がドンドン自分の中に入り込んでくるカンジで。
抑制されているモノが爆発する様な、
押さえ切れない気持ちを曝け出される様な。
瞳孔が段々開いてくる氣がする。
呼吸が速くなって、拳を突き上げずにはいられない。
声を出さずにいられない。

生で聴いてみたいと思っていた「35○5」を聴いて感激。
「メラ○コリック・デカダンス・ピエ○」で鼓動が激しくなるのを感じ、
「愚かな人」でうっとりし、「マ・ジ○リー」で歌の中の風景が眼前に浮かび、
そこから畳み掛ける様なラインナップ。
「シスター」や「○ミオ」で拳を突き上げ、
「Z28」では去年のRSRでダイブや体当たりされても
前でがっつり見てた事を思い出し、今年のRSRのK手を一瞬想像したり。
ラストの「ブラック・マ○ア」で完全燃焼。
M藤さんもドラムの上に立ちながら叩く叩く。
終わっても客席に向かって煽る様なアクション。

F島さんに抱えられて帰る姿に、
ツアーがすごくイイモノになったんだろうという事が伺えて熱くなった。
まさに「闘うオトコ達」だった。

最初は入り口近くで大人し目に見ていたのだが、
また知らず知らずに横にずれ、
前にずれて最後には、（ステージ真ん前のフロアではないが）、
4列目で踊り狂っていた。

こうやって、周りも氣にせずに自分が氣付かないうちに
「箍が外れる」みたいなバンドをもっと知りたい。

七夕の夜、ツアーオーラスのK手は最高にカッコよかった。