忘れてはいけない事

2004年8月17日
人間は忘れる生き物だという。
特に辛いこと、苦しいこと、痛いことは、忘れるという。

もし「忘れる」という機能がなく、痛みや辛さを憶えているとしたら、
人間は狂って死んでしまうという事を前に聴いた事がある。

ばあちゃんが一昨年に死んだ時、
「自分も自分の大事なヒトも明日もしかしたら死んでしまうかもしれないんだ。
 伝えたい事や、やりたいと思った事、やらなくちゃいけない事、
 そういう事をちゃんとやろう、伝えよう。」と思ったものだ。

でも日々の生活の中で段々哀しみは癒されて、
生活に追われてそうやって思った事さえも忘れてしまっていたのだ。

Kロベエが亡くなった。
ワタシはこないだのあぶらまつり、あぶらライブに間に合うよう行かなかった。
他にその時にしかできない楽しみもあったから。
そっちを選んだからだ。
そしてまた次があると普通に思っていたからだ。
Tオル氏が気付かれない様抱えてくれていた分、
ホントにワタシはすっかりKロベエが治ると信じきっていたし。
願掛けの様でもあった。

後悔はしていない。
でもこんな事になるなんて。
あの思いを忘れていなければ。

Kロベエの耳と挙動不審な動きとメンバーにからわれる愛すべきキャラクターに
ひかれてどんどんチェッカーズを好きになった。
チェを好きになった最初の最初のきっかけはKロベエなのだ。

今でもホントは信じられなくて、涙は出たり引っ込んだり、
メンバーのコメントや日記を見て涙は出るけど
それでも、Kロベエは笑ってひょこっとどっかから出て来そうで。。。
浮かぶのは笑顔ばかり。

皆に愛されているKロベエが好きだ。
メンバーの事を大好きなKロベエが好きだ。
あの皆を幸せにする笑顔が好きだ。

友達がゆっていた「いつも笑顔でいるという事の強さ。」を
Kロベエは教えてくれたのだと思う。

悲しいんだけれどまだ実感がない。
思ったより涙が出てこないのはそのせいだろう。
チェ友に会ったり、
自分がきちんとKロベエが亡くなったという事を実感できるまで
ワタシは悲しみを全部吐き出す事ができないと思う。
そして実感した時全部の涙とホントの気持ちが出てくると思う。

そうしてメンバーがきっともっとそれを感じていることだろう。
心痛と実感のなさ、それを思うと本当に切ない。

今は、たった今の気持ちは、
少し経ってこの痛みが癒えて、もしその痛みを忘れてしまっても
あんな笑顔ができる様なヒトになれたら、と思うばかりである。

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